アンティーク : 部屋とバンクーバーと私～*日本人の不動産やさんが書いてます*～

私のインテリアスタイルはモダンとビンテージを混ぜ合わせた折衷スタイルなので、
部屋の中にはアンティークのものがいくつかあります。

アンティークって、厳密には100年以上を超えたものを言うそうなのですが、
もしかしたら、私、本物のアンティークを持っているかも知れないのです。

イギリスのコロニアル社製の磁器で、
その当時、ピッチャーとして使われていたようです。
取っ手の繊細なラインが高貴で素敵。

この、Colonial Pottery　という会社、
なんと、1893年に設立された事がわかっています。
好奇心で、さらに深く調べると、
FとＷのイニシャルが入っていたら、1910年から1931年までの間に
作られたものだとか。。。

入ってる！Ｆの上にＷが重なって、イニシャルが入ってる！

という事は、100年以上の可能性が大いにあるという事。
一番新しくても、87年！すごい事です。

ヨーロッパから海を渡って、イギリスで,
もしかしたら100年も前に作られたものが、今我が家にあるかと思うと
ワクワクします。

今の時代、こんなに凝っているデザイン、本当に少なくなりました。
これは、アカンサスの葉のモチーフです。
ギリシャ宮殿の柱に彫られているものと同じです。
そこからの影響を受けて、ヨーロッパ全土に広がったと言われています。
とても、優雅なデザインだと思います。

アンティークの磁器を見ると、
古くても、気品があるなあと思って、つい見とれてしまいます。

私は、アンティークのコレクターでは無いので、
これを大事にしまっておいたりはせずに
惜しまず日常で使います。

このピッチャーは、主に花瓶として使っています。
ピオニーや紫陽花との相性が抜群に良いです。

昔、ＵＢＣの近くに住んでいた頃に買ったものです。

Totter's of Knightsbridge Antique

4023 Macdonald Street
Vancouver, BC V6L 2N8

このお店、とても上品なものばかりです。

使い古されているのに、消えることのない品格。
奥ゆかしく、豪華。

アンティークの魅力はそんなところかも知れません。