私がインテリアデザインの授業を受けていた中で、
一番楽しかったのは、家具の歴史でした。
いつも一番前の席で、目を輝かせて、
スライド写真に見入ったものでした。

インテリアの起源は古代エジプトまで遡ることになるのですが、

今日は、16世紀のイギリス、チューダー様式の家具や建築について
私の学生時代の遠い記憶を辿ってみます。

王権を強化するヘンリー7世の統治下で、人々は宗教的規則から解放されて世俗主義へと
移っていく時代です。

そういった背景から、建造物や家具に、イタリアのルネッサンスの影響は
あまり反映されておらず、イギリス独自のデザインが生まれます。

それが、チューダー様式です。

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傾斜の強い三角屋根、高い煙突、梁や軸組みを外部に表し、しっくいで埋める外壁、
そして左右非対称のデザインが特徴です。
今でいうところの、出窓も、この時代に登場しました。
また上の階が下の階よりも飛び出ています。
これもチューダー建築の特徴です。

趣があって、まさに審美的です。
歴史的建造物は普遍的価値を持つと思います。

チューダー様式の家具は、、と言いますと、
例えば、椅子、、

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(*著作権侵害にあたらないように、フリーの画像で探すと限界が
ありますので、こんなイメージで、、という事でご容赦下さい。)

この時代の家具の多くはOak(ナラやカシの木)で出来ていて、
バラのモチーフなどが彫られていたりします。

チューダー様式の椅子は、丸みが無く、背もたれもほぼ直角で
全体的に角ばっています。要するに、座り心地が非常に悪いのです。
王室や富裕層を除いては、インテリアも非常に質素だったそうです。

絶対王朝の元、貧富の差が激しかった時代背景を考えると
この時代の庶民の暮らしの中に、華やかさを愉しむ余力は無かったのかも知れません。

(が、しかし、私が授業でデザインとして学んだのは
王室や伯爵が住んでいた部屋を参考にするものばかりでしたけど。)

チューダー朝スタイルがお好きな方は、家具のラインがしっかりと太いので、
重厚感のある家具と組み合わせるのがベストだと思います。
このスタイルのイメージは「風格」「伝統」。
高い天井に梁のある家には、ピッタリのスタイルではないかと思います。




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