1年で一番不動産市場が活況となる季節は春と言われていましたが、今年の春も例年通りなのでしょうか?
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ずばりお答えします。

いいえ。今年は違います。

とにかくこの度の米国の関税に応ずる形で発生した相互関税、米国への応戦としてカナダ国民の為という動きに見えますが、実際はカナダの経済に打撃しか与えていません。
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この春、不動産市場はこれを受けて大きく失速しました。
前年比で約24%の取引減です。

政策金利は下がりましたから、借入を確保出来た買い手は確実に一定数存在しています。
実際に取引まで至らずとも、価格の下落を静かに待つ潜在需要が眠っている、というのが現状です。

4月に市場にあがった売り物件の数は6850件。
前年比(7092)で3.4%↓
過去10年の平均(5731)と比較すると、19.5%↑

2025年5月2日時点で、売り物件の総数は16,207件
前年比(12,491)で29.7%↑
過去10年の平均と比較して、19.5%↑

(*この数字に過剰供給のトレンドが見受けられます。)

売上比率と価格の動向は以下の通りです。

一戸建て=9.9%
タウンハウス=17.5%
コンドミニアム=15.7%

  一戸建て タウンハウス コンドミニアム
前年比 0.7%↓ 2.9%↓ 2%↓
前月比 0.6%↓ 1%↓ 0.6%↓

長い事続いていた”綱引き市場”でしたが、
今回の統計データは買い手に有利な事を示す数字となりました。

いかがでしたでしょうか?
最後までお読み下さった方々に心より感謝です。
ありがとうございました。



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