今日は2024年8月2日付けの統計データを元に、この夏の不動産の活況度や値動きを見てみようと思います。
まず端的にこの夏の市場をまとめますと、
『供給(売り物件)急増加。しかし、それに取引件数が比例せず。』
といった感じです。
7月の新規売り出し物件の数は、前年比で2割近く増えましたが、
今年7月の売り上げ総数は2333件。前年比で5%↓
過去10年(2831件)と比較しても17.6%↓
現在政策金利は4.5%。
今年に入って2度、4年ぶりの利下げが行われました。
6月5日までは5%でしたので、0.5%の引き下げです。
先にも述べましたが、7月に市場に出た新規売り物件の数は5597件。前年比(4649)で20.4%↑
過去10年の平均件数(4968)と比較して12.7%↑
2024年8月2日時点で、メトロバンクーバーの売り物件総数は14,326件
前年比(10,301)で39.1%↑
過去10年比(11,788)21.5%↑
【ベンチマーク価格(*平均取引価格の指標となる水準値)】2024年7月時点
(注)下記はバンクーバーエリア全域のもので、エリアによって相場は大きく変動します。
一戸建て $2,049,000
コンドミニアム $768,200
タウンハウス $1,124,700
というわけで、値動きとしては、一戸建て、コンドミニアム共に値下がりといっても、若干1%未満という統計結果でした。
金利が下がっても、それが活況度に反映されないという事は、”金利か、価格か、どちらかがもっと下がってから”という様子見の層が厚いんでしょうね。そのような印象です。
結果、動きとしては横ばい、または供給増加による微少な値下がり、といった市場になったと言えそうです。
*ちなみに外国籍の方の不動産購入を禁止した法令は、当初2年間とされていましたが、今年2月、カナダ政府はさらに2年延長する事を発表し、2027年1月1日まで外国人の不動産購入は事実上出来なくなりました。
以上、最新の統計データでした。
どなたかのお役に立つ情報となれば嬉しい限りです。
最後までお読み下さりありがとうございました。
バンクーバーの不動産に関るご相談は依田敦子までご連絡ください。
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まず端的にこの夏の市場をまとめますと、
『供給(売り物件)急増加。しかし、それに取引件数が比例せず。』
といった感じです。
7月の新規売り出し物件の数は、前年比で2割近く増えましたが、
今年7月の売り上げ総数は2333件。前年比で5%↓
過去10年(2831件)と比較しても17.6%↓
現在政策金利は4.5%。
今年に入って2度、4年ぶりの利下げが行われました。
6月5日までは5%でしたので、0.5%の引き下げです。
先にも述べましたが、7月に市場に出た新規売り物件の数は5597件。前年比(4649)で20.4%↑
過去10年の平均件数(4968)と比較して12.7%↑
2024年8月2日時点で、メトロバンクーバーの売り物件総数は14,326件
前年比(10,301)で39.1%↑
過去10年比(11,788)21.5%↑
【ベンチマーク価格(*平均取引価格の指標となる水準値)】2024年7月時点
(注)下記はバンクーバーエリア全域のもので、エリアによって相場は大きく変動します。
一戸建て $2,049,000
コンドミニアム $768,200
タウンハウス $1,124,700
一戸建て | タウンハウス | コンドミニアム | |
前年比 | 2.1%↑ | 1.4%↑ | 0.3%↓ |
前月比 | 0.6%↓ | 1.2%↓ | 0.7%↓ |
というわけで、値動きとしては、一戸建て、コンドミニアム共に値下がりといっても、若干1%未満という統計結果でした。
金利が下がっても、それが活況度に反映されないという事は、”金利か、価格か、どちらかがもっと下がってから”という様子見の層が厚いんでしょうね。そのような印象です。
結果、動きとしては横ばい、または供給増加による微少な値下がり、といった市場になったと言えそうです。
*ちなみに外国籍の方の不動産購入を禁止した法令は、当初2年間とされていましたが、今年2月、カナダ政府はさらに2年延長する事を発表し、2027年1月1日まで外国人の不動産購入は事実上出来なくなりました。
以上、最新の統計データでした。
どなたかのお役に立つ情報となれば嬉しい限りです。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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