ここ数年間で移民やウクライナからの難民などが増えた事を受けて、
カナダ全域で賃貸相場は右肩上がりとなり、都市によって異なるものの、去年だけで約10%の値上がりとなっています。

データによりますとバンクーバーにおいては去年の9月頃をピークに、賃料の値上がりも天井をうった形となり、現在バンクーバーの平均賃料は前月比で-1.1%.
再び上昇の兆しも充分に見られると言われています。但しその上昇は微動に留まるのでは、という予測です。

現在家具無し1ベッドルームの平均賃料相場は現在$2653 という統計結果です。

カナダ全国の平均相場は$2193で、前年比で10.5%の上昇です。

賃料の高い都市をランク付けしてみました。
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1位 バンクーバー 2653ドル
2位 トロント   2495ドル
3位 バーナビー  2456ドル
【こちら、全ての物件タイプの1ベッドルームを含みます。コインランドリーを共有するようなアパートメントも全て含まれています。コンドミニアムの相場は若干上がります。】

*賃貸市場でも起きているインフレ*
2022年の2月と比較して、この2年間で21%の上昇、月384ドルの値上がりです。

メトロバンクーバーでの平均相場は現在2379ドル
前年比で月128ドル値上がりが見られます。
(いずれも1ベッドルームの統計です)↑
     ↓
2024年に入って、バンクーバー近郊で動きの目立つ都市は
ラングレーが平均賃料6.57%アップ
次いでノースバンクーバー3.21%↑、サレー3.16%↑
逆にウエストバンクーバーは4.5%ダウン 

という結果です。天井をうったかに見えた賃貸市場ですが、市によっては再び上昇をみせています。

 家主サイドからの視点でいうと、モーゲージの支払い額は金利の高騰で上がり、
固定資産税も、毎月の管理費も上がり、賃料を安く出来ないという事情もあります。
そこに低い空き部屋率、需要の増加が加わり、現在の賃貸相場が成り立ったという見立てになるかと思います。ウエストバンクーバーの相場の低下は、需要が減少した事によるものだと言えます。

ちなみにペット入居可の物件は全体の賃貸リストの約3割程。

バンクーバーのテナントは収入の44%を賃料の支払いにあてると言われています。

最後に、2024年今年の賃料最大値上げ許容率は、3.5%です。

家主、または管理会社より賃料値上げの通達があった場合、3.5%以上の値上げは非合法です。
ご留意下さい。

最新の賃料相場につきましては、以下サイトより詳細をご覧頂けます。

https://rentals.ca/national-rent-report


テナントさんだけでなく、貸し出しを考えていらっしゃるオーナーさんにとっても
お役立て頂ける内容となりましたら幸いです。
最後までお読み下さりありがとうございました。




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