今月1日の新聞(Vancouver Sun)の記事に割と大きく取り上げられていた、ご近所トラブル。

せっかく夢のマイホームを買って、ご近所トラブルに悩まされるのはどれほど疲弊するだろうか、
その心中は察するに余りあります。。。

今回も、またまたご近所さんが植えた垣根が原因でトラブルです。

その垣根は間違いなく、自分の土地の境界線の内側に入っていました。

ところがある近隣住人はその垣根(杉の木)がうっとおしいと思ったのか、
勝手に敷地内に入り、勝手にその杉の木を切り倒したというのです。

その数、6か月間にわたり、数十本。

しかも、被害者の方が在宅の際にもこの近隣住人は侵入し、
警察を呼んで厳重注意という経緯もあったそうです。

その際、お隣さんが手にしていたものは、、、、
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チェーンソー。

この近隣の方、垣根を切り倒す気満々で怖い、、、
まともに話が出来そうな雰囲気は無いですよね。怖い。

警察から厳重注意を受けた後も、不法侵入を続け、垣根に植えられた杉の木を切り倒していく近隣住人を法に訴え救済を求め、先日判決が出たという今回の新聞記事。

(そりゃ、チェーンソーを持ってる人に近づいて話そうとしても、危険ですものね!)

判決は、この近隣住人に対して
懲罰的損害賠償額、$148,000 + 不法侵入罪 $35,000(最高額)が、下されました。
日本円で、1800万円以上。
記事によると、今回のケースは、被告に弁明の余地なし、と裁判官の口調も厳しかった、とあります。

切り倒された垣根は、高さ4.5メートルの杉の木だったそうです。
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(*垣根のイメージ画像。画像は杉ではないです。)

被告は裁判に欠席した為、その動機は明らかにされていません。
今以上に杉の木が成長したら、日光が遮断される事を懸念したのか、
杉の木のアレルギーだったのか、はたまた外観に不満を持っていたのか、それは不明のままです。

事件のあったサレー市では、フェンスの高さは1.8メートルまで、と高さに制限があるのですが、
垣根として作られた植木に対しては高さの制限が無いのです。
法律に基づくと、垣根をつくったこのオーナーさんに違法行為は無いという事になります。

という事で、自分の所有する敷地内であれば自由に垣根をつくっても良い、というのが今回のポイントになります。市役所で、敷地の境界線をしっかり確認しましょう。

ただし、不動産やさんとして、ひとつ、アドバイスさせて下さい。

植えた木が伸びて、家がすっかり隠れるまで放置するのは、あまりお勧め出来ません。

ある程度プライバシーが確保出来る高さを常にキープして、外の通りから家は見えるようにしておくのが良いかと思います。言い方を変えれば、垣根は定期的に刈られ、メンテナンスがきちんとされているという事を印象付けて欲しいのです。

なぜか?

泥棒対策です。

垣根が手入れされていない事は、留守がちな住人である、とマークされてしまう可能性があります。
そして、家がすっぽり垣根で隠れてしまっていては、泥棒からすると、侵入さえしてしまえば、
外部から見られないという死角になり盲点になってしまいます。

最後に、チェーンソーをかついで半年間、勝手に侵入した被告。

女性でした。

以上、ご近所トラブルの記事を皆さんとシェアさせて頂きました。
最後までお読み下さりありがとうございました。
心から感謝しつつ。。。





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