先月3月の統計データが出ております。今日はその内容をみなさんとシェアしたいと思います。
金利の高騰により、融資が受けにくいという現状がある中、
家は売れているのでしょうか? 注目の値動きは?

まずは、先月(2023年3月)の取引件数から見てみましょう。
バンクーバーの3月の取引件数は2535件
前年比 42.5%ダウン
過去10年の平均売上げに対しては、28.4%の減少
2023年3月の時点でのバンクーバーエリアの不動産基準価格(Benchmark Price Index)は
$1,143,900。前年比で9.5%の下落ではあるものの、前月比では1.8%の上昇をみせています。
売り出し物件の数はどうなっているでしょうか?
3月に売りに出た新規売り出し物件の数→4317件
前年比 35.5%ダウン
過去10年の平均件数との比較では、22.3%の減少
現存する売り上げ件数と合わせて現在バンクーバーエリアには8617件の売り物件があります。
過去10年のデータと比較しますと、17.3%減少、と出ています。
高金利で買い手の購買能力が落ちている今は、家を売るのに好機では無いと判断しているオーナーが引き続き多いというですね。
次に現在のSales-to-Active listing ratio (*売り出し物件の数に対して売買成立した割合)をチェック
一戸建て 23.3% (前月16.8%)
タウンハウス 36.7% (前月30.1%)
コンドミニアム 34.9% (前月25.8%)
取引件数、新規売り物件の数が少ない、という事は
不動産市場の活況度がまだ低いという事を指示しています。
これは今後も続くように思います。
ただ、10件中約3件が売れる、という事は、相場の下げ止まりの傾向を表しているかと思います。
最後に注目の値動きです。

*郊外のエリアや、高級住宅地に関しては、まだ底を打っていません。
値動きはエリアにより異なっています。需要などの因果関係がエリアによって異なり、全域でこうです、と言い切れない多様さを見せています。

外国籍の人は不動産を買えない、という新ルールのもと、
今不動産市場を動かしているのは間違いなくローカルのカナダ居住者です。
公定歩合は据え置きのまま、次の政策金利の発表は6月7日です。
まだしばらくは行動を起こさず静観を続けるか、前年と比べて値の下がった物件を買いに動くか、
何が市場を動かす要因となるのか、どちらも予測が可能な市場です。
最後までお読み下さりありがとうございました。
お役立て頂ける内容となりましたら嬉しく思います。
バンクーバーの不動産に関するご相談は依田敦子までご連絡ください。

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金利の高騰により、融資が受けにくいという現状がある中、
家は売れているのでしょうか? 注目の値動きは?

まずは、先月(2023年3月)の取引件数から見てみましょう。
バンクーバーの3月の取引件数は2535件
前年比 42.5%ダウン
過去10年の平均売上げに対しては、28.4%の減少
2023年3月の時点でのバンクーバーエリアの不動産基準価格(Benchmark Price Index)は
$1,143,900。前年比で9.5%の下落ではあるものの、前月比では1.8%の上昇をみせています。
売り出し物件の数はどうなっているでしょうか?
3月に売りに出た新規売り出し物件の数→4317件
前年比 35.5%ダウン
過去10年の平均件数との比較では、22.3%の減少
現存する売り上げ件数と合わせて現在バンクーバーエリアには8617件の売り物件があります。
過去10年のデータと比較しますと、17.3%減少、と出ています。
高金利で買い手の購買能力が落ちている今は、家を売るのに好機では無いと判断しているオーナーが引き続き多いというですね。
次に現在のSales-to-Active listing ratio (*売り出し物件の数に対して売買成立した割合)をチェック
一戸建て 23.3% (前月16.8%)
タウンハウス 36.7% (前月30.1%)
コンドミニアム 34.9% (前月25.8%)
取引件数、新規売り物件の数が少ない、という事は
不動産市場の活況度がまだ低いという事を指示しています。
これは今後も続くように思います。
ただ、10件中約3件が売れる、という事は、相場の下げ止まりの傾向を表しているかと思います。
最後に注目の値動きです。
*郊外のエリアや、高級住宅地に関しては、まだ底を打っていません。
値動きはエリアにより異なっています。需要などの因果関係がエリアによって異なり、全域でこうです、と言い切れない多様さを見せています。

外国籍の人は不動産を買えない、という新ルールのもと、
今不動産市場を動かしているのは間違いなくローカルのカナダ居住者です。
公定歩合は据え置きのまま、次の政策金利の発表は6月7日です。
まだしばらくは行動を起こさず静観を続けるか、前年と比べて値の下がった物件を買いに動くか、
何が市場を動かす要因となるのか、どちらも予測が可能な市場です。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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