みなさん、こんにちわ。
今月4日に、バンクーバー不動産協会より9月の不動産取引の統計データが発行されました。
長い文章は読むのも面倒だと思いますので、端的にいつものようにまとめてみたいと思います。
ご興味ある方は最後までお読み頂ければ幸いです。
まずは先月(2022年9月)の売り上げからチェックしてみましょう。

バンクーバーの先月の取引件数は1687件
前年比 46.4%ダウン。
前月比 9.8%ダウン。
過去10年の平均売上げに対しては、35.7%の減少
Q.何故このような数字が出るのでしょう?
A.金利の高騰です。融資を受けるのが非常に厳しい状況が継続しています。
次に、Sales-to-Active listing ratio (*売り出し物件の数に対して売買成立した割合)を見てみましょう。
一戸建て 12.4% (前月14.3%)
タウンハウス 18.4% (前月31.5%)←*大きく取引が減少しました
コンドミニアム 20.9% (前月30.2%)
そして最後に相場価格の動きをチェックしてみましょう。

一戸建てに関しては、10件のうち、1.2件が売れるというのが今の市場。
ここに表れているのは、需給のバランスが供給過多にやや傾いて来ているという現状です。
国の公定歩合は、2022年9月7日に0.75%と大幅に引き上げられ、3.25%となりました。
年明けの時点ではたった0.25%だった事を思うと、短期間で急速な利上げです。
政府は経済活動の停滞を誘因しないよう、警戒すると言いつつも、
失業者の増加は見られずなんとか持ちこたえていると、強気な姿勢でさらなる利上げを匂わせています。
(これに対して)
*私個人の見解*
経済停滞を誘因しないように警戒する?!
もう停滞していると思いますが、、、、!!
再度利上げがもしもあるのならば、不動産相場はまだ下降に向かうのでは、と
買い手の”買い控え”が起こります。最良の時機が来るのを待とう、という買い手の心理です。
今以上に受給のバランスが崩れる可能性もありますが、新規移民の数は一定数あり、やはり動きは緩やかです。
一戸建てを除いて、コンドミニアム・タウンハウスの相場の下降は現在前月比で1%台と数字が出てはいますが、これは平均的数値で、高級住宅地や都心部といった価格帯の高いエリアでは、3%前後の下落です。
コロナ禍で高い需要度を示していた、リゾート地や別荘地のコンドミニアム物件は
確実に天井を打ったようで、前月比の値動きは10%前後の下落となっています。
過去3か月で総じて見て、バルブ崩壊のような劇的な動きはなく、ほぼ推測の通り、不動産市場は沈滞傾向を示し相場は緩やかに下降の一途をたどっている、という事がデータから読み取れました。
活況度に関しては、前年比で売り上げがほぼ半分に減っていますから、停滞期に入ったと言って良いと思います。
役立つ情報となりましたら、嬉しく思います。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
バンクーバーの不動産に関するご相談は依田敦子までご連絡ください。

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今月4日に、バンクーバー不動産協会より9月の不動産取引の統計データが発行されました。
長い文章は読むのも面倒だと思いますので、端的にいつものようにまとめてみたいと思います。
ご興味ある方は最後までお読み頂ければ幸いです。
まずは先月(2022年9月)の売り上げからチェックしてみましょう。

バンクーバーの先月の取引件数は1687件
前年比 46.4%ダウン。
前月比 9.8%ダウン。
過去10年の平均売上げに対しては、35.7%の減少
Q.何故このような数字が出るのでしょう?
A.金利の高騰です。融資を受けるのが非常に厳しい状況が継続しています。
次に、Sales-to-Active listing ratio (*売り出し物件の数に対して売買成立した割合)を見てみましょう。
一戸建て 12.4% (前月14.3%)
タウンハウス 18.4% (前月31.5%)←*大きく取引が減少しました
コンドミニアム 20.9% (前月30.2%)
そして最後に相場価格の動きをチェックしてみましょう。

| 一戸建て | タウンハウス | コンドミニアム |
前年比 | 3.8% ↑ | 9.1% ↑ | 6.2% ↑ |
前月比 | 2.4% ↓ | 1.9% ↓ | 1.6% ↓ |
一戸建てに関しては、10件のうち、1.2件が売れるというのが今の市場。
ここに表れているのは、需給のバランスが供給過多にやや傾いて来ているという現状です。
国の公定歩合は、2022年9月7日に0.75%と大幅に引き上げられ、3.25%となりました。
年明けの時点ではたった0.25%だった事を思うと、短期間で急速な利上げです。
政府は経済活動の停滞を誘因しないよう、警戒すると言いつつも、
失業者の増加は見られずなんとか持ちこたえていると、強気な姿勢でさらなる利上げを匂わせています。
(これに対して)
*私個人の見解*
経済停滞を誘因しないように警戒する?!
もう停滞していると思いますが、、、、!!
再度利上げがもしもあるのならば、不動産相場はまだ下降に向かうのでは、と
買い手の”買い控え”が起こります。最良の時機が来るのを待とう、という買い手の心理です。
今以上に受給のバランスが崩れる可能性もありますが、新規移民の数は一定数あり、やはり動きは緩やかです。
一戸建てを除いて、コンドミニアム・タウンハウスの相場の下降は現在前月比で1%台と数字が出てはいますが、これは平均的数値で、高級住宅地や都心部といった価格帯の高いエリアでは、3%前後の下落です。
コロナ禍で高い需要度を示していた、リゾート地や別荘地のコンドミニアム物件は
確実に天井を打ったようで、前月比の値動きは10%前後の下落となっています。
過去3か月で総じて見て、バルブ崩壊のような劇的な動きはなく、ほぼ推測の通り、不動産市場は沈滞傾向を示し相場は緩やかに下降の一途をたどっている、という事がデータから読み取れました。
活況度に関しては、前年比で売り上げがほぼ半分に減っていますから、停滞期に入ったと言って良いと思います。
役立つ情報となりましたら、嬉しく思います。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
バンクーバーの不動産に関するご相談は依田敦子までご連絡ください。

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