9月に入り、BC州不動産協会より、8月の統計データが発行されました。

利息が急激に上がり続けている事を受けて、市場はどのように反応を示したのか。
まあ、予想通りの結果ではありますが、、、
早速参りましょう。
2022年8月のメトロバンクーバーの売り上げ総数は、1870件。
去年(2021年8月)の売り上げ総数3152件と比較しますと、40.7%の減少。
1か月前(1887件)で比較しますと、0.9%の減少。
過去10年の平均売り上げ総数と比べて、29.2%ダウン↓。
原因は利息の止まらない上昇と、生活必需品の物価高騰による消費者心理の悪化と言われています。ただし、価格の値動きは、英語で"Edge Down"と分析されている通り、じわじわとゆっくりとした下降です。
8月に新規にリストされた売り物件の数は3328件。
先月7月に出た新規売り上げ物件数は4032件、17.5%↓と減少しました。
それでは、物件タイプに分類して細かくデータを見ていきましょう。
**統計データは2022年8月のものになります。

*一戸建て*
売り上げ総数 517 去年と比較して45.3%減少
指標価格$1,954,100 1か月で2.3%ダウン 3か月比較では6.7%ダウン
*コンドミニアム*
売り上げ総数 998 去年と比較して38.8%減少
指標価格$740,100 1か月で2%ダウン 3か月比較では5.1%ダウン
*タウンハウス*
売り上げ総数 355 去年と比較して38.4%減少
指標価格$1,069,100 1か月で2.5%ダウン 3か月比較では6.3%ダウン
家を買おうとする人達は今まで以上に慎重に、商品である物件を吟味しています。
買い手市場を有効に使い、時間をかけて最大の得策をプランして動いています。
2022年9月現在、公定歩合は3.25%
今月7日に、宣言通り2.5%から公定歩合を引き上げた政府は10月にさらなる利上げ(0.5%)を予定している為、消費者心理として、さらに相場が下がると見込んで、現時点で市場を静観している傾向があると思います。
大きな値崩れを引き起こすには、著しい供給過多という環境に陥らなければなりません。
しかし、新しく市場に上がる物件の数も減少している為、そのような事態は生じていないのです。
それはなぜでしょう?
答えは、賃貸市場の活況にあります。バンクーバーを含めその近郊の空き部屋率は1%を切っており、現在の賃貸市場の動向は、完全に家主に有利です。その為、無理して安く売らなくても、また市場が売り手市場にシフトするまで貸しておこう、という傾向にあります。同時にそれはそれだけバンクーバーには投機物件の数が多いという事もあらわしています。
値動きは緩やかでありますし、多くの商品(物件)が市場にあり、かつ交渉幅が大きく期待出来る事を有効に活用すれば、今の市場はそこまで買い手に劣悪では無いとも言えます。ただし、これは融資に大きく頼らない場合に限ります。融資を受ける場合、やはり、ここまで金利が上がりますと、ローン返済へのプレッシャーがかかる事は否めません。
以上、最新の統計データをお届けしました。
読みにくかったかも知れません、どうぞ大目に見てご容赦下さい。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
素敵な週末をお過ごし下さいますよう。Happy Weekend!
バンクーバーの不動産に関するご相談は依田敦子までご連絡ください。

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利息が急激に上がり続けている事を受けて、市場はどのように反応を示したのか。
まあ、予想通りの結果ではありますが、、、
早速参りましょう。
2022年8月のメトロバンクーバーの売り上げ総数は、1870件。
去年(2021年8月)の売り上げ総数3152件と比較しますと、40.7%の減少。
1か月前(1887件)で比較しますと、0.9%の減少。
過去10年の平均売り上げ総数と比べて、29.2%ダウン↓。
原因は利息の止まらない上昇と、生活必需品の物価高騰による消費者心理の悪化と言われています。ただし、価格の値動きは、英語で"Edge Down"と分析されている通り、じわじわとゆっくりとした下降です。
8月に新規にリストされた売り物件の数は3328件。
先月7月に出た新規売り上げ物件数は4032件、17.5%↓と減少しました。
それでは、物件タイプに分類して細かくデータを見ていきましょう。
**統計データは2022年8月のものになります。

*一戸建て*
売り上げ総数 517 去年と比較して45.3%減少
指標価格$1,954,100 1か月で2.3%ダウン 3か月比較では6.7%ダウン
*コンドミニアム*
売り上げ総数 998 去年と比較して38.8%減少
指標価格$740,100 1か月で2%ダウン 3か月比較では5.1%ダウン
*タウンハウス*
売り上げ総数 355 去年と比較して38.4%減少
指標価格$1,069,100 1か月で2.5%ダウン 3か月比較では6.3%ダウン
家を買おうとする人達は今まで以上に慎重に、商品である物件を吟味しています。
買い手市場を有効に使い、時間をかけて最大の得策をプランして動いています。
2022年9月現在、公定歩合は3.25%
今月7日に、宣言通り2.5%から公定歩合を引き上げた政府は10月にさらなる利上げ(0.5%)を予定している為、消費者心理として、さらに相場が下がると見込んで、現時点で市場を静観している傾向があると思います。
大きな値崩れを引き起こすには、著しい供給過多という環境に陥らなければなりません。
しかし、新しく市場に上がる物件の数も減少している為、そのような事態は生じていないのです。
それはなぜでしょう?
答えは、賃貸市場の活況にあります。バンクーバーを含めその近郊の空き部屋率は1%を切っており、現在の賃貸市場の動向は、完全に家主に有利です。その為、無理して安く売らなくても、また市場が売り手市場にシフトするまで貸しておこう、という傾向にあります。同時にそれはそれだけバンクーバーには投機物件の数が多いという事もあらわしています。
値動きは緩やかでありますし、多くの商品(物件)が市場にあり、かつ交渉幅が大きく期待出来る事を有効に活用すれば、今の市場はそこまで買い手に劣悪では無いとも言えます。ただし、これは融資に大きく頼らない場合に限ります。融資を受ける場合、やはり、ここまで金利が上がりますと、ローン返済へのプレッシャーがかかる事は否めません。
以上、最新の統計データをお届けしました。
読みにくかったかも知れません、どうぞ大目に見てご容赦下さい。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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