過去3年で一番の供給(売り物件)過少のトレンドが続いているバンクーバーの不動産市場。
グレーターバンクーバーの先月10月の売り上げ件数は過去10年の平均を22.4%上回りました。
需給バランスは、供給が停滞しどうやら需要過多になるような傾向が見られ、それが現実となれば
今後再び価格の上昇もあるかも知れません。
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例えば、一戸建て物件に関して、
先月の売り物件の数は4049件。
去年の同じ時期5571件と比べると、27.3%の減少

1か月前で比較すると、9月の売り物件数は5171件で、やはり21.7%の減少

とにかく商品(市場に売りに出ている物件)が少ないのが今のマーケットの特徴です。

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次に物件タイプごとによる売上率です。Sales-to-Active Ratio

一戸建て 33.6%
タウンハウス 64.4%
コンドミニアム 46.7%

そして1か月の価格の動き (1年)

一戸建て 1.2%↑  (20.5%↑)
タウンハウス 1.2%↑ (18.5%↑)
コンドミニアム 1.1%↑ (9.5%↑)
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*需要が上昇している傾向の理由*

1.コロナによる自宅待機、失業などの非常事態が過ぎ去り、人々の生活が正常に戻りつつある事

2.カナダ政府の新規移民受け入れ枠の拡大
  前年度より5万人多い、40万1千人を受け入れる、と発表されています。
  昨年、コロナ禍で新規移民は18万4千人でしたから、上限一杯に移民が増えるとしたら、
  需要の増加は一目瞭然です。

3.歴史上、最も低いとされるモーゲージの利息
  (年内は、公定歩合0.25%がキープされると言われています。)

4.その低金利に連動して、投資家が市場に多く出る事
  ローカルだけでなく非居住者の海外投資家がカナダ全国で1.9%(前年度1.5%)
  40万ドル以下のプリセールに特に需要が集中しているようです。
  この夏、サレー市内の高層コンドミニアム(全141ユニット)がたった1時間で完売となった事
  など、その需要の高さを裏付けています。


お役に立つ情報となりましたら、嬉しい限りです。
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 バンクーバーの不動産に関するご相談は依田敦子までご連絡ください。
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