私には、手にとってその美しさをじっくり眺める食器がいくつかあります。
その中でもいつも見とれてしまうのは、ウエッジウッド。
ウエッジウッドの歴史はとても古く、なんと今から250年前1759年にまで遡ります。
この頃といったら、まだ男性も正装の際には長髪のかつらを付けていた時代です。
色々な試行錯誤の末、大量生産に踏み切り売り出したのは1770年代と言われています。
今日ここに挙げるのは、ウエッジウッドの中で最も有名なジャスパーウエアと呼ばれるものです。
この淡くややくすんだ水色は、ウエッジウッドブルーとも呼ばれ、世界中の人が認識する
”ウエッジウッドの色”となりました。
磁器と陶器の中間のようなStoneware（炻器）で、釉（うわぐすり）を塗らず艶消しの状態で仕上げられているのが特徴です。
カメオのような立体的なデザインが、他に類をみないデザインになっています。
ジャスパーウェアのデザインは主に彫刻家でもあるJohn Flaxmanによって手掛けられ、
彼のデザインは古代ギリシャの壁画や装飾品に大きな影響を受けていると言われています。
1９世紀へと続くネオクラシックスタイルの先駆けとも言えそうです。
古代のデザインを今に賞玩しよう、という精神。大、大、大賛成です。
（＊賞玩=その物を珍重し、美しさを愛し味わうこと。）
取っ手の付け根と部分を囲むデザインに、オリーブの葉のリースを持ってくるなんて、、！
そのデザインに可愛さもあり、なにげない毎日を一瞬でグレードアップしてくれる、素晴らしい作品です。
思わず作品と言ってしまいました。食器でしたね。(;'∀')
もうこのデザインは製造打ち切りになりました。
時代が移っていく、という事を感じずにはいられません。
せめて私は手元にあるこのジャスパーウエアをその時代のエレガンスを先導した素晴らしい作品としてこれからも大切にしていきたいと思います。
読んで下さり、ありがとうございました。
みなさんの毎日が幸せに溢れていますように。。。。
バンクーバーの不動産に関するご相談は依田敦子までご連絡ください。
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その中でもいつも見とれてしまうのは、ウエッジウッド。
ウエッジウッドの歴史はとても古く、なんと今から250年前1759年にまで遡ります。
この頃といったら、まだ男性も正装の際には長髪のかつらを付けていた時代です。
色々な試行錯誤の末、大量生産に踏み切り売り出したのは1770年代と言われています。
今日ここに挙げるのは、ウエッジウッドの中で最も有名なジャスパーウエアと呼ばれるものです。
この淡くややくすんだ水色は、ウエッジウッドブルーとも呼ばれ、世界中の人が認識する
”ウエッジウッドの色”となりました。
磁器と陶器の中間のようなStoneware（炻器）で、釉（うわぐすり）を塗らず艶消しの状態で仕上げられているのが特徴です。
カメオのような立体的なデザインが、他に類をみないデザインになっています。
ジャスパーウェアのデザインは主に彫刻家でもあるJohn Flaxmanによって手掛けられ、
彼のデザインは古代ギリシャの壁画や装飾品に大きな影響を受けていると言われています。
1９世紀へと続くネオクラシックスタイルの先駆けとも言えそうです。
古代のデザインを今に賞玩しよう、という精神。大、大、大賛成です。
（＊賞玩=その物を珍重し、美しさを愛し味わうこと。）
取っ手の付け根と部分を囲むデザインに、オリーブの葉のリースを持ってくるなんて、、！
そのデザインに可愛さもあり、なにげない毎日を一瞬でグレードアップしてくれる、素晴らしい作品です。
思わず作品と言ってしまいました。食器でしたね。(;'∀')
もうこのデザインは製造打ち切りになりました。
時代が移っていく、という事を感じずにはいられません。
せめて私は手元にあるこのジャスパーウエアをその時代のエレガンスを先導した素晴らしい作品としてこれからも大切にしていきたいと思います。
読んで下さり、ありがとうございました。
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コメント
コメント一覧 (2)
放した事を思い出して、ブタに真珠の自分に今頃反省です。
又、イギリス旅行で、購入した陶器が東京のデパートでも販売していた時、
重さが2ー3倍に感じられた経験があります。
大切なのは、物を愛しむ心でしょうか。
浮彫を施したカメオ装飾の食器だなんて、珍しいですよね。
まさに英国食器の神髄、奥義を感じてしまいます。
物に限らず、人の気持ちやご縁、文化、伝統、芸術など、色々なものを大切に出来る自分でありたいと思います。