不動産とは、土地とその土地に付着するもの(主に建物)の事を言います。
家を買う、家を売る、というような言い方を会話の中でするのが一般的ですが、
実際は、その家と土地を売り買いしています。

そこで、今日はその”土地”について解説したいと思います。
家を売る、買うというのは、
土地を所有する権利を売り買いするのですが、その権利形態に種類があるのをご存知でしたか?

2種類ありますので、説明しますね。

1 自由保有権 フリーホールド( FREEHOLD)

2 定期借地権  リースホールド(LEASEHOLD)

堅苦しく聞こえてしまって、ごめんなさい。不動産用語は、わかりにくい、というお声を
ちらほら聞きます。でもだからこそ、私のお客様は半数以上が日本人の方で日本語で説明を
受けられる事を大変喜んで、安心して取引に臨まれています。

まず、1のフリーホールド、自由保有権は、その言葉の通り、永久に土地を保有する事が出来、なおかつ自由に売買が出来る権利の事を言います。バンクーバー不動産のほとんどがこの所有形態になります。


次に、2のリースホールドについて。
こちらは定期借地権といって、土地に付着する家屋は所有しますが、その建物が建っている土地を所有しません。



1のフリーホールドは、これ以上の説明は要りませんよね。一般的な所有権です。

それでは、2のリースホールドをもう少し詳しく説明しましょう。

Q. そのリースホールドの土地を実際に所有している持ち主は誰なのですか?

A. 国、先住民、大学、個人開発事業主 です。

Q. 土地を借りている、という事はリース料などかかるのですか?

A. バンクーバーではもちろん例外もありますが
  初回購入者がプリペイドで払うケースが一般的です。
  初回購入価格に織り込まれていて、一定のリース契約期間が満了するまでをカバーします。

Q. 定期、という事は期限があるという事ですか?

A. はい。99年が一般的です。

Q. 99年がたったら、どうなるのですか?

A. 更新手続きを踏めば、そのまま引き続き住む事が出来ます。
  ただし土地の保有者が再開発を望む場合、
  その時点での市場価格が土地のオーナーから買い戻すような形で支払われ、最終的に退去、
  という可能性もあります。

Q. リースホールドのメリット、デメリットを教えて下さい。

A. メリット・・・通常眺望や環境の良い場所に多く建っていて      
         それら物件がお手頃な比較的安値で手に入ります

  デメリット・・・担保となる土地を銀行が確保出来ないため、
          住宅ローンの審査が厳しくなります



いざ、不動産を買う、となった時、
そして掘り出し物件を見つけた時、

慌てずにスマートに買えるように、知っておいて損はない不動産情報を
今後も提供していきます。

読んで下さり、ありがとうございました。








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